2008.4.8(火)
昨日、伊達公子さんが現役復帰の記者会見を行った。
日本女子テニス(JTA)のランキングは1位杉山愛選手2位森上亜希子選手3位中村藍子選手と
続きますが、1位の杉山選手でさえ現在WTAランキングで40位辺りと低迷している。
そんな中での現役選手への復帰!!
一番の理由は若い選手達に少しでも刺激になればということですが
今年3月15日に行われたドリームマッチでマルチナ・ナブラチロワさんとシュテフィ・グラフさんに2連勝した際に現役復帰への血が目覚めたのだと思います。
ご主人にやってみればと言われたのも大きいかと思いますがドリームマッチの半年前から
週6日約2時間の練習を行う中、いけるという感覚が出てきたのでしょう。
96年に伊達選手(もう選手です。)は元WTAランク4位ながら、遠征の疲労、
プレッシャーから精神的にも体力的にも限界を感じ引退致しましたが、元世界で4位の実力者。
大体の選手は試合や練習を見ていて癖や欠点が手に取るように分かります。
コートに立つ姿を見せることだけでも、若手育成に一役も二役も買う。
ブランク12年は途方もなく大きい。163cm53㎏の体型が現在も同じというのは
びっくり致しましたが、画像で見る限り、前腕や下肢の筋肉は見るからに細く張りがない。
若手が不甲斐ない、もっと頑張れ、私もこれだけまだできるんだ!
そんな姿を皆に見せたいという気持ちと自分がまだどこまで出来るのか通用するのかという
試す気持ちがあると思います。
伊達選手の得意技「ライジングショット」。
バウンドした直後のボールを打ち返す技で相手選手は速い返球にリズムを崩される。
伊達公子改めクルム伊達公子選手、我々に何を伝え、見せてくれるのか
今後の彼女から目が離せない。